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【医学部のブラック部活の見抜き方】これに当てはまる部活はやめた方がいい!

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みなさんこんにちは、現役医学生ブロガーのたそがれです。

どんな大学にも、「ブラック」「地雷」と言われている部活、1つや2つはあるものです。 そんな部活を新歓の段階でうまく見抜く方法をお伝えしていこうと思います!

うまく見抜く目を養って欲しいにゃ!

「ブラック部活」に多くみられる特徴を列挙していきます。

新入生のみなさんは是非参考にしてみてください!

医学部の部活に入るメリットについては以下の記事で紹介しているので、こちらも合わせて参考にしてください! では、いってみましょ〜!

 

 

 

ブラックポイント① 人数が極端に少ない

医学部は1学年100人ちょっとしかしないので、部活の間で新入生の取り合いが起こります。

そうすると、中には部員数が少ない部活も出てきてしまいます。

部員が少ないと次のような問題が出てきます。

・幹部学年になったときに部活運営のための一人あたりの仕事が多くなる
・チームに必要な人数が足りないため、5、6年生になっても試合に借り出される。
・人間関係がこじれたときに大変。
・辞めたいと思ってもなかなか辞められないことも多い

 

ひとつひとつ解説していきましょう。

幹部学年になったときに部活運営のための一人あたりの仕事が多くなる

中学高校までの部活と違い、大学の部活は運営まで学生が行なっています。
なので、幹部学年(多くの大学では4年生)になると個人が役職について、仕事を分担してこなしていきます。
部長、副部長、会計、広報、主務…など部活によって役職名は異なりますが、部活の運営というのは意外と労力がかかります。

幹部になると練習だけしてればいいって訳でもなくなるのにゃ!

人数が少ない部活、特に同期が少ないとこれらの部活運営の負担が大きいです。
これに関しては、部活全体の人数よりも同期の人数が重要となってくるので、新歓の時にもう入部確定した人はいるか聞いてみましょう。 また、部活選びで迷っている友達を誘うのもありです。

チームに必要な人数が足りないため、5、6年生になっても試合に借り出される

多くの部活では、5年生から病院実習が始まるため、幹部学年の4年生で一区切りついて5、6年は部活にフルで参加するかどうかは個人に委ねられることが多い です。
また、4年生で完全に引退という部活もあります。
ですが、チームスポーツで人数が少ない部活だと、1〜4年生ではメンバーが足りない ということがしばしば起こり得ます。そうすると、5、6年生も試合、練習に強制参加ということになりがちです。
もちろん、部活を6年生までがっつりやりたいという人にとってはむしろメリットとなりますが、5、6年生は実習や勉強など他のことと両立していきたいという人にとってはマイナスポイントです。
自分が行かないと後輩たちも試合に出れないので、なかなか断るのも難しい と思います。

人間関係がこじれたときに大変

人数が少ないと、その分人間関係も濃くなりがちです。
もちろん、雰囲気が良くて良好な関係なら最高なのですが、気が合わない同期や先輩がいたりすると、部内で距離を置くというのが難しくなりがち なのです。

部活で顔を合わせたくないのにゃぁ〜 

また、ありがちなのが部内恋愛がらみのトラブル です。
これも人数が少ないと分かれた後の後処理が大変です笑、このあたりのドロドロした話はまた別の記事で詳しく触れてみたいと思います。

辞めたいと思ってもなかなか辞められないことも多い

 これもブラック部活あるあるなのではないでしょうか。
人数が少ないと、一人辞めるだけでも部活運営にとって大打撃です。
そうなるともちろん先輩たちが半ばパワハラ的に全力で引き止めてきます。
中には、五人の先輩・OBに取り囲まれて、5回以上にわたる話し合いをしてようやく辞めることができたといったことも聞いたことがあります。

家まで先輩が説得しに来た事例もあるにゃ!

医学部の部活は何人くらいがちょうどいいのか?

では、こういった部員が少ないことによる問題は部員が何人くらいから生じてくるのでしょうか?
個人的には各学年5人以上、全学年合わせて30人以上いる部活であれば、全く心配する必要はない と思います。

多すぎるのも良くないから、全体で50人ぐらいが一番ちょうどいいと思うにゃ!

逆にまずいのは、部員が1人もいない学年がある場合 などです。

他の学年にしわ寄せが来ることは確実です。
また、その学年にも元々部員がいたが、全員辞めて0になったということも考えられる ので人数以外の問題点もある可能性があります。
 

ブラックポイント② お金がかかりすぎる

部活に入る上で気にしておかなければいけないポイントのひとつに「どのくらいお金がかかるか」 ということがあります。
医学生は親に仕送りしてもらっている人が多いと思います。部活でかかるお金が多すぎて、親にさらに負担をかけることはできればしたくないですよね。
 
部活でかかる費用の内訳としては以下のようなものがあります。 
・道具やユニフォームなどの初期費用
・練習場所を借りる費用やコーチへの謝礼
・合宿代や試合に伴う遠征費
・新歓や追い出しコンパなどのイベント費用

部活は意外とお金がかかるのにゃ〜

これらを新歓で聞き出すことが大切です!
順に見ていきましょう。

道具やユニフォームなどの初期費用

これはスポーツによっても違ってきますが、最低限必要な費用ですよね。部活によっては部のものを借りれたり、先輩のお古をもらえたりする場合もある のでそこも合わせて先輩に聞いてみましょう。ここに関しては隠されたり、低く見積もって言われたりすることは少ないと思います。

練習場所を借りる費用やコーチへの謝礼

これらは定期的にかかる費用なので、月単位や年単位で部費としてまとめて徴収されることが多いです。学校のグラウンドや体育館を使う場合やOBからの寄付で賄っている場合は、かからないこともあります。
どちらにせよ、この費用がとても高額になることはあまりないと思います。
先輩には「部費ってあるんですか?」と聞いてみましょう。これも明確に決まっている額なので、快く答えてくれると思います。

合宿代や試合に伴う遠征費

ここはかなりお金がかかってくるポイント だと思います。
他大学の友達ですが、春と夏に合宿が2週間ずつあって、合計20万円程かかるといった話も聞いたことがあります。
また、年によって合宿や試合をする場所が違ったりして、明確にいくらかかるとは言いづらかったりもします。
なので、先輩に聞いても、「そんなにはかからないよ」と言われたり、濁されたりすることもある かと思います。

新歓での先輩の言葉は100%信じちゃだめにゃ!

先輩には「合宿は年に何日間ぐらいありますか?」「大会は年に何個くらいありますか?」「東医体/西医体は何日間ありますか?」とこの3点を聞きましょう。
これを聞いておけば大体の費用を知ることができます。
まず合宿ですが、交通費や練習場所代なども合わせておおよそ1日あたり5000円〜1万円ぐらい と考えておけば良いでしょう。
次に大会の数ですが、東医体/西医体を除いて1大会3000円 と計算しましょう。ただし、リーグ戦の場合、毎週試合があることもあるのでそこは要注意です。
東医体/西医体は泊まりがけで行くことがほとんどになるので宿泊費や夜の食事代(飲酒を伴うことも多い)がかかります。それと競技によって期間がかなり異なるのでそこも聞いておきましょう。日数×1万円で計算 しましょう。

新歓や追い出しコンパなどのイベント費用

ここは新入生にとって1番のブラックボックス だと思います。
新歓をしてもらっているのに先輩に新歓費用を聞くというのもなかなかできないと思います笑
ですが、推測する方法はあります。
まずは、その部活の新歓予定表を見てください。そこで、新歓をたくさんやっている部活や内容がやたら豪華な部活はそれだけ新歓にお金を使っているということ です。新歓にお金がかかる部活は他のイベントでもお金がたくさんかかる傾向が強いので、これは見分けるのにかなり有効な方法です。
追いコンは部活によって差がありますが、高くても1人あたり1〜2万円だと思います。
また、イベントについては先輩に「部活公式のイベントはどんなものがありますか?」と聞いてみてください。そこから、できるだけ具体的に話を掘り下げてかかるお金を想像しましょう。
 

ブラックポイント③ 練習がハードすぎる

これはかなり個人差が出る部分だと思います。
部活に学生生活を捧げるぐらい頑張るんだという人はあまり気にしなくてもいいかもしれません。
逆に、部活だけじゃなくて、他にもやりたいことがある人や体力にそこまで自信が持てない人は要チェック です。
 練習面でちょっとヤバさを感じるのは以下のようなポイントになります。
・自主練習への参加が強制である。
・深夜に練習がある。
・練習時間やミーティングが異常に長い。
順に見ていきましょう。

自主練習への参加が強制である

正規の練習が週2日で、他の日は自主練といった部活はよくあると思います。
ここで確認したいのは、その自主練は本当の意味で「自主練習」なのか? ということです。自主練習というと多くの人は自由参加というイメージを持つと思います。
ですが、中には自主練を先輩が強制してくる部活もあります。

これは本当によくあるから注意して注意して欲しいにゃ!

ブラック部活は新歓ではいいことしか言わないので「週2日は正規練、あとは自主練」というところを強調してきます。
先輩には、「自主練は、みんな参加しているのですか?」と聞いてみましょう。

深夜に練習がある

一部の部活は練習場所の確保などのために深夜練習があることがあります。
これは、部活側も新歓の時にしっかり説明していると思うので入部するまで知らなかったということはないと思います。
しっかり寝ないとしんどいという人はこういった部活は避けておくのが無難 かもしれません。

練習時間やミーティングが異常に長い

中には、新歓で聞いていた練習時間・内容と全然違ったということもあります。部活側も1年生がついて来れるように、新歓時は普段と違う練習メニューを組んでいることも多いので、新歓の時の練習だけで判断してしまうのは危険 です。
これを見抜くのはなかなか難しいですが、ブラック部活はなんとか新入生に入ってもらおうと必死で部活の良い面しか言わない傾向があります。
部活の練習はきついですか?と聞いてプラスな答えしか返ってこない場合は注意 かもしれません。

 まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はブラック部活の見分け方についてお伝えしました。
ブラック部活に入ると医学部生活に重大な影響を及ぼします。
部活選びの際は用心してください。
このブログでは医学や医学部生活などを中心にたくさんのことを現役医学生ブロガーのたそがれが発信していきます。ぜひ読者登録をよろしくお願いします!

 

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