たそがれみやびのつれづれ日記

現役医大生の雑記ブログ

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116回医師国家試験を終えて

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みなさん、お久しぶりです。

たそがれです。

 

さて、2/5,6に無事116回医師国家試験の受験を終え、今は人生最後のモラトリアムを満喫しております笑

 

コロナ禍でなかなか遠出もしにくいので、忘れないうちに国家試験の体験談を書いていきたいと思います。

時系列に国試2週間前頃からの生活を振り返っていきたいと思います。

国試に追い詰められる医学生のリアルが詰まっています。

 

 

 

2週間前

これより前は結構な頻度でカフェで勉強していたのですが、さすがにコロナが怖くなってきたので、二週間を切ってからは家で勉強していました。

学校の図書館や自習室も使える環境ではあったのですが、他学年にコロナ陽性者が出始めていたため学校に行くのも控えていました。

外出はスーパーへの買い物と早朝のランニングだけと決めてひたすら引きこもって勉強していました。

勉強内容はこの頃はひたすらmedu4の究極マップと113-115回の過去問の復習をしていました。ちなみに究極マップはipadを用いてgoodnotesで開いて使っていました。印刷して紙媒体でやるか悩んだのですが、ipadでやって正解だったと思います。究極マップは初期状態でもギチギチに詰まっており、あまり余白がないので印刷して手書きで情報を書き足していくとすぐに書ききれなくなってしまうと思います。その点goodnotesを使えば拡大して書き込むこともできますし、ペンの太さも自由自在に変えることができるのでストレスフリーでした。

究極マップを受講した感想としては、最初は正直ほとんど知ってることばっかりだしやる意味あんまりないかな〜と感じていました。ですが、マップ全体の3,4%くらいは抜け落ちている知識があったのでそういった穴を認識し塞ぐのには有効だったなと今は感じています。

とりあえず1周目は講義内で口頭で説明された事項を板書しました。

穂澄先生のツイートによると、究極マップだけでも116回国試の75.8%をカバーできていたとのことなので、これだけでも最低限は満たしていると言えると思います。

1周目を終えて、「正直これはまだ余力があるな」と思ったので、2周目はmedu4の通年テキストには書かれているけど究極マップには載っていない事項をどんどん書き足していきました。また、究極マップには画像が一切なかったので、過去問などから重要と思われる所見の画像をコピーして余白に貼り付けていました。こうやってどんどんオリジナルのマップを作り上げていました。ここで注意したこととしては、完璧を求めすぎて深入りしすぎないようにしました。具体的にはマップに書き込む内容は通年テキストに掲載されている知識までとし、それ以上の知識が聞かれたらもうしょうがないと割り切りました。また、病態でクリアカットに説明がつかない部分はキッパリと諦めて語呂合わせなどで強引に暗記していきました。そんなこんなで2周目はだいぶ時間がかかりました。最後の方は画像を貼り付けすぎてgoodnotesがとても重くなりました笑

究極マップと並行して113-115回の回数別を解いていました。実は卒業試験の際に一度111-115回の5年分の過去問を演習していたのですが、少し時間が経っていて復習が必要だと感じたのと、正解できていても出題者の意図や問題の背景にあるものまで吸収しきれていない問題も多かったので113-115回の直近3年分に絞ってもう一度解くことにしました。

それにあたって、medu4の回数別講座を購入しました。私はQBは購入しておらず、それまでmedu4の過去問データベースで演習を積んでいたのですが、過去問データベースの解説は簡潔でわかりやすくはあるのですがやや内容が薄いなと感じていました。回数別講座は、そんなニーズにまさにシンデレラフィットするような内容で本当に受講してよかったと思っています。

1問1問丁寧に周辺知識の復習も行ってくれるので、過去問をただ回すのではなく、じっくりと思考力を鍛えることができました。また、問題1問ごとの目次がついており一瞬で自分の見たい問題に飛ぶことができたので、不安のある問題のみ解説を聞いていました。

 

1週間前

さて、1週間前になると究極マップも2周目が終わり、回数別も終了できたので何をしようか迷っていました。具体的にはmedu4のテストゼミをやって新問に触れておくか、必修のQBを購入して必修対策をするかなど考えていました。

が、最終的には新しいことはせず、ひたすら究極マップ及びmedu4通年テキストの復習を徹底することを選びました。私の周りの同級生はQAssistやMECの直前講座をやっている人が多くmedu4一本でいく人は少なかったので不安もありましたが、ここまでやってきたことを信じようと決意しました。

究極マップは1週間前から3周目に入りました。3周目になってくるとそれまで楽しく見ていたダンスにもなんだかイライラし始めました笑

また、たまたま下宿に来ていた親にダンスを見られて遊んでいると勘違いをされて以来正直あのダンスは否定派です…笑

2周目までは何かしら書き込みながらマップを受講していたのですが、3周目になると特に追加で書き込む必要もなくなっていたので1.5倍速にしてただただ画面をみて聞いていたのですが、これが非常に眠くなる原因でした。立ちながらやったり窓を全開にして風に当たりながらやらないと本当にすぐに睡魔に襲われていました。

回数別の方は113-115回で2回同じ過ちを繰り返した問題を抽出して、もう一度復習するとともになぜ間違えてしまったのか自分の思考プロセスを再確認して本番でミスを最小限にするように努力しました。

ちなみに自分は疲れてくると特に問題文を斜め読みしてしまう癖がありそれで重要なキーワードを見落として失点することがあったので、何があっても問題文だけはしっかり読むことを常に意識するようにしていました。また、長文問題は各ブロックの最後の方にまとまっているので、最後の方の長文問題を先に解いて、最初の方の一般問題を後に解くという対策を立てて実行していました。

国試前日

さて、そうこうしているとあっという間に国試前日になりました。午前中はこれまで通り究極マップを見直していました。午後になると、予約しておいた国試会場近くのホテルに移動しました。ホテルは国試会場までの近さと部屋に机があることを条件に選びました。ホテルに到着すると、まだチェックインができるようになったばかりの時間なのに同級生を始め国試受験生と思われる人がわんさかいました。正直人によってはナーバスになるような状況だったので、こういうのに敏感な人はあえて少し離れたホテルを選択してもいいかもしれません。

ホテルに着いたら、まずは国試会場の下見に行きました。会場まで300mも離れていないようなところに泊まったので下見は不要かもとも思いましたが、やはり行っておいてよかったです。

下見から帰ってきたらホテルの部屋で勉強しようと思い、究極マップの最後の復習を始めたのですが、明日への緊張からかどうにも手がつかなかったので思い切ってもう今日は勉強はやめることにしました。夜寝れないと嫌なので、今のうちに運動しておこうかなと思い立ってホテルの周りを散歩することにしました。勉強はもうしないと言いつつ、イヤホンで究極マップの音声を聴きながら散歩しました笑 明日への緊張と後2日で解放されるという妙な高揚感が自分の中でせめぎ合っていました。

地方育ちかつ地方大学出身なので都会のキラキラと足速に歩いていく無機質で冷たそうな都会人を眺めながら散歩していると日が傾いてきたので近くにあった定食屋でお弁当をテイクアウトして部屋に帰りました。

夕飯を食べながら、穂澄先生の動画を見ました。最近は穂澄先生のyoutubeチャンネルの更新頻度が下がっており残念だったのですが、 116回受験生の応援メッセージの動画がアップロードされているのを見つけたので、ツイッターにアップされていた動画と合わせてみました。

夕食を食べ終え、お風呂にも入って明日の準備も整えて、明日に備えて早く寝なければということでいつもより早めに23時にはベッドに入ったのですが、ここからが戦いでした。

そう、全然寝付けなかったのです泣

普段は寝付きも良い方で今までテスト前日に寝れないなんてことも一度もなかったのですが国試前日はなぜか全然寝れませんでした。移動や散歩で疲れていたので眠くはあったのですが、何か神経がたかぶっている感じがしました。結局寝れたのは深夜2時過ぎくらいでした。

 

国試1日目

アラームを7時にセットしてあり、7時過ぎに起きました。睡眠時間は5時間弱くらいで、全然寝れなかった!と一瞬落ち込みましたが、考えてみればいつもとあまり変わらないくらいだったので気を取り直してホテルの朝食会場に行きました。

朝食会場では、国試受験生でいっぱいで多くの人がスマホで究極マップなど直前講座を見ながら朝食をとっていました。少々面食らいましたが、流されまいと私はyoutubeで大好き東京 03のコントを見ながら食パンを2枚とお味噌汁という和洋折衷な朝食を済ませました。

国試会場へは同じホテルに宿泊している友達と一緒にいこうと約束していたのでロビーに集合して国試会場に向けて出発しました。会場の建物前には応援に駆けつけた他大学の先生と思しき集団がいてお菓子を配っていました。なんだこのサポートの差はと心の中でツッコミを入れながら建物に入りました。今年も昨年に引き続きコロナ禍での試験なので入り口で体温チェックをしていました。一人一人体温を測るわけではなく、サーモグラフィーで係の人が発熱者がいないかチェックしているようでした。思いの他体温チェックはザルだったので来年以降どうなるかわかりませんが、あまり気にしすぎなくてもいいのかなと思いました。部屋は意外と暖かくて入った瞬間ムワッとした感じがありました。早めの時間に着いたのでまだあまり人もおらず落ち着いて自分の席につけました。

休み時間に大声で答え合わせをする輩にビビらないように準備した最強のノイズキャンセリングイヤホンでWANIMAの曲を聞いて半ば強制的にポジティブな気持ちを保ちながら、究極マップを流し見していました。

開始45分くらい前になると厚生労働省の方と思われる試験監督が入ってきました。意外と年配の方で結構な地位の人なのかな〜なんて想像しているといよいよ試験説明が始まりました。この説明の時間がかなり長いので注意が必要です。イメージとしてはもう記憶に残っていない人も多いかもしれませんが、センター試験の時のような感じでした。携帯電話は電源を切って用意された封筒に入れて試験中も机の上に置くように指示されました。パソコンやタブレットは電源を切ってカバンの中に入れて良いとのことでした。

長かった説明も終わりいよいよAブロックの試験が始まりました。過去、A問題の一番最初に難問が配置されていることもあってドキドキしていましたが、今年は割と素直な問題で安心しました。

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しかし、試験というのはどれもそうですが、準備している時間は本当に長く感じるものの、いざ試験が始まってしまえば一瞬ですよね。その例に漏れずにAブロックも体感では1時間くらいに感じました笑(本当は2時間45分の試験です)

Aブロックを終えた感想としては割とできたかなと思っていました。なので安心して昼食をとることができました。休み時間の間は会場の外に出れますが、昼休みは割と短めなので昼食は予め買っておいた方が良いです。コロナ禍なので自分の席で昼食はとってくださいと言われました。そのこともあってか休み時間も教室は比較的静かで、大声で答え合わせをする人もいませんでした笑

昼休みはコンビニで買ったおにぎりを食べながら、最後の必修対策として究極マップの公衆衛生と総論・必修的事項を見直しました。

昼休みが終わるとまた試験監督が入ってきて注意事項の説明を行います。ちなみに休み時間中は部屋に試験監督はいませんでした。Bブロックは正直あまり手応えはなかったです。個人的には6問目の問題が記憶に残っています。

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公衆衛生は直前期に特に力を入れてきたのですが、さっぱりわかりませんでした笑

aかeで悩んだのですが、国家試験の数日前に訪問診療の医師が殺害される痛ましい事件のニュースで「犯人は地域の保健所に10数回にわたって母親の治療について相談の電話をかけていた」と聞いた記憶が脳裏によぎりaを選んでしまいました…

思いこみって本当に怖いですよね〜ちなみに正解はdのようです。

今思えばaとcはセットで切るべきでしたよね…

そんなこんなBブロックが終わった時はちょっとやらかした感がありましたが気を取り直してCブロックへ。これが終われば今日は帰れる!と最後の元気を振り絞って問題に取り掛かりました。

が、厚生労働省はBブロックでジャブを入れ、Cブロックで右ストレートを振り抜いてきました…笑

Cブロックは明らかに116回国家試験で最難のブロックでした。

例えばこの問題

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みなさんわかりますか?

答えはaだそうです。

むしろ私aを最初に切ったんですけど‥

答えを見た時、「なんで婚姻率に子供も含むんだよ、生涯未婚率は50歳未満なのに!怒」

と婚姻率を定義した人を恨みました笑

そのほかにもCブロックは悩まされる問題が多かったです。ただ、全く知らない疾患が出たりというよりは選択肢を切りきれない問題が多かった印象なので、意外とこれくらいがいい調整なのかもしれないなとも思います。

試験終了後はホテルに戻りウーバーイーツで中華丼を注文しました。本当はせっかくだし銀のさらで寿司でも頼みたいとも思いましたが、万が一のことを考えて生物はやめておきました。

1日目に答え合わせをするか否かは医学生の永遠の議論の的ですが、僕はしない方が良いと思っていますし、実際しませんでした。ちなみに穂澄先生もしないことを推奨しています。さっきからどんだけ穂澄信者なんだと思われていたらゴメンなさい笑

国試前日にあまり寝れなかったこともあって夕食を食べたら程なくして眠くなってきました。

これはチャンス!と思い、クナイプのバスソルトでぬるめのお風呂に入り、万全の体制でベッドに入りました。今日も寝れなかったらどうしようと少し不安でしたが、そんな不安も忘れるほどすぐに眠りにつくことができました。

 

国試2日目

2日目の朝はぐっすり眠れたこともあって寝起きも良好でスッキリ目覚めることができました。昨日と同じように朝食をとってから試験会場に向かいました。試験会場に向かう途中、まだ試験が終わっていないにも関わらず、「今日で全てが終わる」という思うとなんだか嬉しくて高揚感がすごかったです笑

国試2日目は各ブロックとも1日目よりも簡単な印象でした。これで2日目も難しかったら、歴代の国試の中でもかなり鬼畜な難易度になっていたでしょうが、厚労省も流石に難易度調整が上手いですよね。

というわけで、2日目はあまり問題の記憶は残っておりません。

それよりも、試験監督の方が「これで116回医師国家試験を終了します、お疲れ様でした。」と言った瞬間の達成感、解放されたという安堵感は一生忘れることはないと思います。

本当にこの言葉を待ち望んでいました!という感じでした笑

さて、国家試験終了後は本当は飲み会、打ち上げとはしゃぎたいところですが、憎きコロナウイルスとまん防によりそんなことはできるはずもなく、誰もいない家に帰るのも寂しいので実家に直帰しました。

さて、国家試験は終了しましたが、まだ一つやらなければいけないことが残っていました。

そう、自己採点です。

私はモヤモヤは早く取り払いたい派なので、帰って夕食を食べるよりもまず先に採点サービスに入力しました。

 

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無事合格していました。

この画面を見た瞬間、最後の緊張の糸が取れて心から国家試験が終わったんだなぁと実感しました。

さて、ここまで長々と書いてきましたがいかがだったでしょうか?

これを読んでくれている方々が医学部生かはわかりませんが、今後医師国家試験を受ける方は是非ベストを尽くして後悔のないように頑張ってください。

日本の何処かから応援しています!

 

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

 

 

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