こんにちは、たそがれです。
みなさんチョコレートは好きですか?
私は大のチョコレート好きで、この前もローソンでGODIVAのスイーツを買ってしまいました!
だから太るんだにゃぁ〜
ところでみなさんGODIVAのロゴをを覚えていますか?
馬に女性が乗っているあのロゴです。
実はそんなGODIVAのロゴの女性は実在した人物が由来になっている んです!今日はそんなGODIVAのロゴの由来についてみていきましょう。
- GODIVAのロゴの由来は11世紀のイングランド女性、ゴダイヴァ夫人
- ゴダイヴァ夫人の裸を見た男
- ゴダイヴァ夫人の伝説は真実なのか?
- 史実としてのゴダイヴァ夫人
- 語り継がれるゴダイヴァ夫人の伝説
- まとめ
GODIVAのロゴの由来は11世紀のイングランド女性、ゴダイヴァ夫人
GODIVAのロゴは11世紀のイングランド伯爵レオフリックの妻のゴダイヴァ夫人がモデル となっています。
何かで有名な人なのかにゃぁ?
ゴダイヴァ夫人はある“伝説” で銅像が作られるくらい今でもイングランドで有名な人物です。
その伝説とは、「全裸で馬にまたがりイングランドの街を行進した 」 という伝説なんです!
何でそんなことしたのかにゃ?
ゴダイヴァ夫人は優しい性格の持ち主で、イングランドの街の民が重い税金を課せられているのみてひどく心を痛めていました。
そこで、ゴダイヴァ夫人は夫のレオフリック伯爵に何度も減税をお願いしたのです。
レオフリック伯爵はゴダイヴァ夫人がその話をするたびにきつく叱りつけ、二度とその話をしないように怒ったのです。
ひどい話にゃぁ…
ところがあまりにもしつこくゴダイヴァ夫人がその話をするので、あるときレオフリック伯爵はこんなことを言うのです。
「馬にまたがり、民衆の皆がいるまえで、裸で乗りまわせ。 町の市場をよぎり、端から端まで渡ったならば、お前の要求はかなえてやろう」
ゴダイヴァ夫人は「もしやったら本当に減税してくれるのか」と念を押すと、レオフリック伯爵もまさか本当にやらないだろうと思って「許す」と応じてしまったのです。
そうするとゴダイヴァ夫人は全裸になって髪をほどき馬に跨り、本当にイングランドの街を行進しました。
びっくりにゃ!その後本当に減税したのかにゃ?
ゴダイヴァ夫人は街を回り終わりレオフリック伯爵のもとに戻ると、腰を抜かしたレオフリック伯爵はイングランドの街に勅令を出し、減税を認めたと言うことです。
ゴダイヴァ夫人の裸を見た男
街の人はゴダイヴァ夫人の裸を見たのかにゃ?
街の人たちは自分たちのために身を捧げてくれているゴダイヴァ夫人に恩を感じ、全裸のゴダイヴァ夫人が通りかかっても目を背け見ないようにしたとのことです。
また、ゴダイヴァ夫人は髪がとても長かったので、ほとんどの人に足以外は見られなかったと言います。
しかし、ただ1人、仕立て屋を経営していたトムという男がゴダイヴァ夫人の裸を盗み見てしまいます。
恐れていたことが起きたにゃ…!
この出来事が由来となって、イギリスでは「peeping tom」で「覗き見をする人」という意味のことわざが使われています。
トムにはその後天罰が下り、盲目になったともいわれています。
ゴダイヴァ夫人の伝説は真実なのか?
GODIVAのロゴの由来についてはよくわかったにゃ。でも、この伝説って話がちょっとできすぎてないかにゃぁ?
実はゴダイヴァ夫人の伝説はいくつかの理由から真実ではないと歴史家の間で意見が一致している ようです。
その理由をみていきましょう!
理由その① 当時の文献ではゴダイヴァ夫人についてほとんど書かれていない。
ゴダイヴァ夫人は11世紀の人(990-1067)ですが、当時の文献には「ゴダイヴァ夫人はレオフリック伯爵の妻である」ということくらいしか書かれていません。
ゴダイヴァ夫人の伝説が描かれた最古の文献は1200年頃のイングランドの作家ロジャー・オブ・ウェンドーバーによって書かれたもので、研究者たちはこの作家がゴダイヴァ夫人の伝説を創作したと考えています。
理由その② 「覗き見トム」の伝説は17世紀以降に広まった。
ゴダイヴァ夫人の裸を覗き見たことで伝説の中に名を残しているトムですが、実は17世紀以前には、ゴダイヴァ夫人の伝説の中で、夫人の裸を覗き見た男がいると書かれている記録はありません。
また、「トム」という名前は当時のイングランドでは一般的ではなかったということもこの伝説を否定する根拠となっています。
史実としてのゴダイヴァ夫人
本当のゴダイヴァ夫人はどんな人だったのかにゃ?
ゴダイヴァ夫人のことは、残された記録が少ないこともあって多くはわかっていないのですが、夫のレオフリック伯爵とともに敬虔なカトリック教徒として活動し、聖メアリー修道院という修道院の建立に関わった ことがわかっています。
聖メアリー修道院は16世紀まで使われた後、修道院解散令を受けて破壊されました。
現在はその跡が残っています。
聖メアリー修道院跡
https://en.wikipedia.org/wiki/St_Mary%27s_Priory_and_Cathedralより引用
夫のレオフリック伯爵が死去した後は、唯一の女性領主として夫が所有していた領地を引き継ぎ、ノルマンコンクエスト後まで生きのび、1067年頃死去したと考えられています。
伝説でも史実でも立派な人だったんだにゃぁ〜
語り継がれるゴダイヴァ夫人の伝説
ゴダイヴァ夫人の伝説はその印象に残るエピソードから、現在までに様々な場面で引用されています。
①QUEEN/Don't stop me now
イギリスの伝説的なロックバンドQUEENも自身の曲Don't stop me nowでゴダイヴァ夫人の伝説を引用しています。
歌詞の一節を引用します。
I'm a racing car passing by like Lady Godiva
出典: Don't Stop Me Now/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
日本語訳すると、「俺はレース用の車さ ゴディバ夫人のように通り過ぎる 」となります。
もっとも、ゴディバ夫人がさっそうと駆け抜けたのかは分かりませんが(笑)
②欧米でのデモ
欧米で特に増税に反対するデモを行った際にゴダイヴァ夫人の伝説にならい、肌と同じ色のスキンスーツを着た女性が馬に乗って街を練り歩くといったことが、これまでに何回かあったようです。
動画があったので載せておきます。ちょっとシュールな感じもしますね(笑)
まとめ
いかがでしたしょうか。今回はGODIVAのロゴとして有名なゴダイヴァ夫人の伝説を解説しました。
ブランドロゴの由来について知るとちょっと得した気分になりますよね!
ゴダイヴァ夫人の話を聞いてたらGODIVAが食べたくなってきたにゃぁ〜!
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