みなさんこんにちは、現役医学生のたそがれです。
この記事では、医学生が選ぶべき聴診器の条件とおすすめの聴診器 について紹介します。
これから聴診器を購入する人やどのモデルにするか迷っている人は是非参考にしてください!
それでは、いってみましょ〜!
医学生が選ぶべき聴診器とは?
医学部4年生になるとOSCEという試験があります。
OSCEは客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination)の略で、病院実習に参加するための実技試験です。
この試験に合わせて、聴診器を購入する人が多いと思います。
OSCEの胸部診察で聴診をすることになりますが、その時に重要なことの一つとして「聴診器のベル面と膜面を適切に使い分けられているかどうか」というものがあります。
ベル面は低音の聴取に優れており、膜面は逆に高音の聴取に優れています。
ここから言えるのは、「聴診器はベル面と膜面が両方ついているものにした方が良い 」ということです。
強く押し当てると膜型になり、軽く押し当てるとベル型の働きをするといった聴診器もありますが、そのような聴診器は避けておいた方が無難です。なぜなら、OSCEの評価者は、強く押し当てて膜型として使っているのか、弱く押し当ててベル型として使っているのか判断するのは見ただけでは分からないからです。
逆にこのポイントさえクリアできていれば、あとは好みで選んで構わないと思います。
おすすめ聴診器
リットマン クラシックⅢ
私はこの聴診器を購入しました。
クラシックⅢの特徴として、
・カラーバリエーションが豊富
・コンパクトで白衣のポケットに収まりやすい
・比較的安価
といったことが挙げられます。
リットマンの聴診器はいくつか種類がありますが、売れ筋のモデルとしてこのクラシックⅢと上位モデルのカーディオロジーⅣがあります。 カーディオロジーⅣはより繊細な音を聞き分ける必要のある循環器専門医などに使われています。
クラシックⅢもカーディオロジーⅣには劣りますが医学生には十分な性能です。実際に1年以上病院実習をしていますが何ら困ったことはありません。
いくら性能の高い聴診器でも肝心の耳がポンコツだと意味ないにゃ
むしろ、カーディオロジーⅣに勝る点としてコンパクト さがあります。イメージとして、カーディオロジーⅣは白衣のポケットから1/3程度はみ出すのに対して、クラシックⅢはほとんどはみ出しません。
この差は地味に大きいです。実習中は聴診器の他にも、メモ帳やペンライト、打腱器などいろいろ持ち歩かないといけないことも多いので、小さいのに越したことはないです。
ちなみに医者は首に 聴診器をかけている先生も多いですが、学生がこれをやるのを良く思わない人もいるので、使わない時はポケットにしまっておきましょう。
クラシックⅢはカラーバリエーションも豊富 です。ブラックやネイビーといった定番の色から、ターコイズやレモンライムなどの珍しい色まで揃っているので、色を選ぶのも楽しいです。
私は、ブラック×スモークのカラーにしました。チューブの部分は定番の黒、金属部分が濃い灰色でとてもかっこいいです。実際人気の色のようで同級生数人と被ったので、被りたくない人はもっと攻めた色を選ぶのもいいかもしれません笑
予備のイヤーピースと小児用の膜型面(聴診器のベル面に装着することができます)が付属しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今日は医学生ならではの聴診器の選び方とおすすめの聴診器について紹介しました。
せっかく買うなら長く使えるものを買うと良いと思います!
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