みなさんこんにちは、朝から元気な現役医大生ブロガーのたそがれです!
今日は私が最近ハマっているクラシック曲を紹介したいと思います。
クラシックとはまた渋いにゃぁ〜
フランツ・フォン・スッペ作曲の軽騎兵序曲です。
この曲は毎年お正月にNHKで放送されるニューイヤーコンサートでもよく演奏されており、大変有名な曲なのでクラシックに興味がない人でも聞いたことはあるのではないでしょうか?
とても耳にのこる曲なので是非この機会に好きになってください!(笑)
最近では高校オーケストラ部を描いた人気漫画『青のオーケストラ』でも作中に登場し話題となりました。大編成ですごく映える曲ですよね!
ぜひ実際に聴きながら読んでみてください!
今回の記事は軽騎兵序曲の解説、たそがれ一押しの名盤を紹介していきたいと思います!
作曲者のスッペってどんな人?
フランツ・フォン・スッペはオーストリアの作曲家で、1819年当時のオーストリア帝国のスプリトという港街に生まれ、ザダルという街で育ちます。
スッペスッペが幼少期を過ごしたザダルの街並み
8歳の時に街の大聖堂で教会の聖歌隊として歌ったという記録が残っています。またこの頃から、フルートの演奏も始めたようです。
やっぱり小さい頃から音楽をやってたのにゃぁ〜
16歳の時にはミサ曲を作曲し、これが初めての本格的な作品といわれています。
17歳の時に父が亡くなると、スッペは母と弟とともにウィーンに移住しました。スッペはウィーンで晩年のシューベルトらに師事し音楽を学びました。
シューベルトも有名な作曲家だにゃ!
21歳になると、作曲家兼指揮者としてウィーンの劇場で働き始めます。
スッペが働いていたヨーゼフシュタット劇場。現存しているウィーン最古の劇場でもある。
スッペはその後、精力的に作曲者や指揮者としての活動を続け、63歳まで劇場で働きました。
ヨーゼフシュタット劇場の他にも、レオポルトシュタット座、アン・デア・ウィーン劇場、バーデン歌劇場などで公演しました。
その際オペレッタやバレー曲、劇中音楽など200曲以上を作曲しました。
スッペは晩年もウィーンで過ごし、1895年、76歳でその生涯に幕を下ろしました。
ウィーン中央墓地にスッペは眠っている
スッペは生涯でたくさんのオペレッタを残したことから「ウィンナ・オペレッタの父」とも呼ばれています。
オペレッタってなんのことにゃ?
オペレッタは基本的にはオペラと似ているのですが、オペラがほぼ全体にわたって音楽のみで構成されているのに対し、オペレッタはセリフの部分が多く、どちらかというとミュージカルに似ています。
ウィンナ・オペレッタはそんなオペレッタの中でも、1860年〜1960年ごろにウィーンで初演されたものを指します。
スッペの作曲したオペレッタとしては『ボッカチオ』や『美しきガラテア』などが有名です。
軽騎兵序曲の解説
『軽騎兵』は1866年にウィーンの劇場で初演されたオペレッタです。
ですが、この『軽騎兵』には大きな問題があります。
序曲は大変有名なのですが、本編が残っていないのです…
それはとても残念にゃぁ〜
それどころか、オペレッタのストーリーも詳しくはわかっていません。
しかし、あらすじがわかっていないというところも、聴いた人の想像を掻き立てるという意味では逆に良い点かもしれませんね!
『軽騎兵序曲』はまず高らかなトランペットのファンファーレから始まります。
その後にホルンが加わってより厳かな雰囲気がでます。
次にオーケストラがその旋律に加わってきます。
まさにこれから出発!って感じにゃぁ〜
中盤は少しテイストが変わりまるで細い山道を行軍するかのようです。
チェロの音色がいい雰囲気を出しています。
少し静かめな中盤があることで曲全体でメリハリがついてるにゃ!
終盤になると、また、トランペットが小気味よいリズムを刻み始め、フィナーレに向けて激しくなっていきます。
王様のお通りにゃ〜!
といった具合で私の頭の中では再生されるのですが、みなさんはいかがでしょうか?(笑)
おすすめの名盤はどれ?
軽騎兵序曲はスッペの代表作であり、人気のある曲なので多くの指揮者、オーケストラによって演奏されてきました。
そんな中でも一押しの演奏はカラヤンが指揮したベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるものです。
こちらのCDの中に収録されています。このCDには他にも『カルメン』や『天国と地獄』などの超有名曲が多数収録されているので、コスパが高くておすすめです。
カラヤン盤は他の指揮者のものに比べ、よりダイナミックに仕上がっています。
心に炎が燃え盛るような、情熱的な演奏です。
クラシックファンの中には、これはウィンナ・オペレッタじゃない!と批判する人もいるようですが、ミーハーな私としては、これくらい盛大な方が聴いていて盛り上がりますし、この曲の雰囲気にもマッチしていると思います。
最近では、2020年のニューイヤーコンサートでも演奏されました。
指揮者はネルソンスでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。
本場ウィーンの音を聴いてみたい方はこちらを手に取ってみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私は勉強するときにクラシック音楽を聴いています。
歌詞がないので集中できて、なおかつモチベーションアップにもなるので本当におすすめです。
これからも良いクラシックに巡り合った時はこのブログで紹介していこうと思います。
それでは今回はこの辺で失礼します。
読んでくれてありがとにゃ!
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